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子供の治療や虫歯予防はどうすればよいの??パート4

虫歯予防を進めるにあたり、目標というのは大切です。
すなわち、一体いつ頃予防に頑張ればよいのか、いつがゴールなのかということです。

誰であっても具体的な目標がないまま、漫然と予防を続けるのは難しいと思います。
そこで、今回はお子さんの虫歯予防において、大切な時期というのをご紹介いたします。

まず最初が「3歳まで」の時期です。
よく虫歯があると指摘される時期は、3歳~4歳くらいに検診で穴が開いていることを指摘されて気づく、という場合が多いと思います。
では、これらの虫歯はいつできたものなのでしょうか?実のところ、3歳までにはすでにむし歯の種ができていると言われています。

すなわち虫歯予防の目標として、最初の関門は「3歳まで」ということになります。
3歳までに虫歯にならない口腔環境を獲得することで、それからしばらくは虫歯になりにくい状態を維持できる可能性が高まります。

そして、次の時期が「6歳~8歳の間」です。
このころになると、歯の生え変わりの時期に差し掛かり、特に「6歳臼歯」の生えてくる時期です。
この「6歳臼歯」は永久歯なので、今後一生使っていくとても大切な歯になります。
ところが、生えたばかりの永久歯は幼弱で虫歯菌の作る酸に弱く、さらに表面の溝が深いため磨き残しが多くなります。このような時期が「6歳~8歳の間」にあたります。

これら二つの関門を虫歯ゼロで乗り切ることができると、それ以降も虫歯ができにくい環境のまま、大人になっていくことができます。ですので、「3歳まで」と「6歳~8歳」の二つの時期を虫歯予防のチェックポイントとして目標に設定できると思います。

それぞれの年齢に応じて、予防方法は変わっていきます。例えば6歳臼歯に対しては、あらかじめ深い溝を埋めてしまう「シーラント」がとても有効です。「フッ素の使用」も大切ですが、使用する濃度や使用方法は年齢により変わってきます。

これら具体的な予防方法は、かかりつけ歯科医院にご相談いただくことが良いと思います。当院でもお子さんの年齢や成長に応じて、取り組みやすい予防方法をお伝えしておりますので、是非一度ご相談ください。

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